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ゲーム内アイテムが資産になる!?ブロックチェーンゲームとは

2021-06-11

ブロックチェーンゲームとは

ブロックチェーンゲームは、「ブロックチェーン」の技術を応用したゲームです。dAppsゲーム(ダップスゲーム)と呼ばれることもあります。ブロックチェーンを使うことで、ゲーム内アイテムを資産として保有・売買できるなど、これまでのゲームにはない特徴を備えており、人気が徐々に高まっています。

この記事では、ブロックチェーンゲームの革新性や問題点、人気のブロックチェーンゲームまで幅広く紹介します。

まずはブロックチェーンゲームで遊ぶために知っておくべき基礎的な用語について解説します。

ブロックチェーンゲーム用語「ブロックチェーン」とは

ブロックチェーンとは、新しいタイプのデータベース・取引台帳です。ビットコインなど仮想通貨の基盤技術でもあります。

銀行のように特定の管理者が取引を監視・管理するのではなく、不特定多数のユーザーが取引を監視・管理しているため、システム障害に強い、ネットワークの維持費が安価、情報の透明性が高い、改ざんなどの不正に強いという特徴があります。

ブロックチェーン技術は、特に金融分野での活用を目的に研究開発が進んでいますが、最近ではゲームや選挙など、さまざまな領域でも応用が進んでいます。

ブロックチェーンゲーム用語「NFT」とは

NFTとは、Non-Fungible Tokenの略で、「非代替性トークン」を意味します。主にイーサリアムのブロックチェーン上でERC721という規格で発行される、唯一無二の価値を表現できるトークンです。

「唯一無二の価値を表現できる」とは、簡単に言えば、NFTはシリアルナンバーがついた商品のようなものです。

ビットコインやイーサリアム、または日本の1万円札などのお金、その他量産されている商品など、Aさんが保有していてもBさんが保有していても、今日製造されても明日製造されても、その通貨自体、その商品自体に区別はなく、価値は同じです。

一方でNFTは、シリアルナンバー付きの商品と同じように、世界に同じものは存在せず、独自の価値を有しており、他のものとは明確に区別されます。

ブロックチェーンとNFTによって、電子上のデータでもコピー不可能な独自の価値のあるものとして存在させることができるようになりました。

ブロックチェーンゲームは従来のゲームとどう違う?

ブロックチェーンとNFTについて理解したところで、ブロックチェーンゲームが従来のゲームとどう違い、革新的なのか確認していきましょう。

ゲーム内アイテムを生涯にわたって自分で所有できる

ブロックチェーンゲームでは、ゲームで苦労して集めたアイテムや時間をかけて育てたキャラクターを、たとえゲームのサービス提供が終了した後でも所有し続けることができます。これまでの努力が無駄にならないのです。

これは、ブロックチェーンは単一の企業ではなく、世界中にいる不特定多数のユーザーによって管理されているため、ゲームのデータを生涯残すことが可能だからです。

ゲーム内アイテムやキャラクターを所有しているのは、ゲームの管理会社ではなく、プレイヤー自身であり、ゲームに費やした時間やお金が、価値として残り続けます。

ブロックチェーンゲームでは、一度サービス提供が終了したゲーム内アイテムを別のゲームで使うことや、異なるゲームがコラボレーションし、それぞれのゲーム内アイテムやキャラクターを相互に自由に使えるようにすることが技術的に可能です。

ゲーム内アイテムが自由に売買可能な資産になる

NFTとして表現されたブロックチェーンゲームのアイテムやキャラクターは、NFTのマーケットプレイスで自由に売買可能です。代表的なNFTのマーケットプレイスには、OpenSeaなどがあります。

ブロックチェーンやNFT技術の恩恵によって、アイテムの入手経路やキャラクターの育成履歴などが確認でき、出品されている商品が偽物ではなく確実に存在していることなどもわかります。アイテムの売買に際し詐欺にあう機会は少なくなるでしょう。

ブロックチェーンゲームが発展していくと、ゲーマーとしての新たな稼ぎ口が誕生する可能性があります。

ゲームをプレイし、レアなアイテムやキャラクターを獲得、そしてそれをNFTマーケットプレイスで売買することで生計を立てる人が出てくるかもしれません。

ブロックチェーンゲームの「クリプトキティーズ」は、猫を交配させて新しい猫を作るゲームですが、この交配された猫が約2000万円もの高値で売買されたこともあります。

クリプトキティーズの中央の猫は、2.5ETHで販売されています。

チートや不正行為が存在しない

前述したとおり、ブロックチェーンゲームにはブロックチェーンの技術が使われています。

ブロックチェーンはデータの改ざんが基本的に不可能なため、アイテムやキャラクターの内容を改ざんして強くするなどといった不正ができません。ユーザーにも運営側にも恩恵がありますね。

チートや不正行為を行うプレイヤーが多いとゲームそのものの衰退に繋がってしまいますが、ブロックチェーンゲームにはそういった心配がなく、純粋にゲームを楽しむことができます。

ブロックチェーンゲームの問題点

ブロックチェーンゲームは従来のゲームと違った優れた面がありますが、課題もあります。

手数料(ガス代)がかかる

ブロックチェーンゲームの多くは、イーサリアムのブロックチェーン上で作成されています。

イーサリアムは、ユーザーが増加してネットワークが混雑すると、システムを稼働させるのに必要な手数料(イーサリアムではこれをガス代と呼んでいます)が高騰する問題を抱えています。

2021年5月末時点では、1トランザクションにつきガス代は約500円となっています。ガス代は日々変動しており、安い時は数十円、高い時は数千円と幅があります。

それぞれのブロックチェーンゲームによって、どれくらいの頻度でガス代がかかってくるかは異なりますが、ガス代はブロックチェーンゲームをプレイするのに発生してしまう費用です。

ただし、イーサリアムが進めている手数料高騰を抑制する計画がうまくいったり、手数料が安いブロックチェーンを使った面白いゲームが出てくれば、この問題は解決されていくでしょう。

ゲーム数が少なく、 UXも良くない

ブロックチェーンは、まだまだ新しい分野です。開発者が少ないため、ブロックチェーンの開発も従来のゲームのような頻度では発表されません。

また、ブロックチェーンゲームをプレイするには、仮想通貨ウォレットを使う必要がありますが、自分で仮想通貨を管理する煩わしさや責任が伴います。

さらに、操作画面やゲームの完成度は、従来のゲームに比べると物足りないものが多いです。ユーザーエクスピリエンス(UX)の改善はブロックチェーンゲームの課題です。

人気のブロックチェーンゲーム

それでは人気がある代表的なブロックチェーンゲームを2つご紹介します。

クリプトスペルズ

▷公式ホームページ:https://cryptospells.jp/

クリプトスペルズは、Crypto Games Inc.が運営する日本最大級のNFTカードゲームです。

2019年6月25日にリリースされ、当時としては破格の600ETH(当時のレートで約2000万円)を初日に売り上げたことでも話題を呼びました。

豊富なカードやアーキタイプの中からデッキを作成し、他のプレーヤーと戦っていく内容となっています。ターンごとのカード選びが勝敗に大きく影響します。

カードはブロンズ、シルバー、ゴールド、レジェンドの4段階のランクがあり、最高で1枚60万円の値が付いたものもあります。

基本的にはゲームを進める事で入手できる「採掘チケット」を使い、カードを集めていきます。

採掘チケットで入手できるシルバーランクカードや、定期的にイベントで配布されるゴールドカードをマーケットで売却することでポイント化し、他のカードの購入に充てたり、仮想通貨と交換したりすることも可能です。

勝てば勝つほど貰えるゲーム内アイテムや通貨が増えるため、連勝できる人はその分多く稼ぐことができるでしょう。

無課金でもゲームを楽しめますが、ゲーム内通貨「SPL」を使用してマーケットでカードを購入し、デッキを強化することもできます。SPLはETHやクレジットカードで購入可能です。

また、ゲーム内で入手できる「カード発行権」を使用することで、完全オリジナルのカードを作成できます。

クリプトスペルズは、既存のデジタルカードゲームとは異なり、カードが資産化する点やオリジナルカードの作成ができる点など、デジタルカードゲームを超えた体験が可能です。

マイクリプトヒーローズ(マイクリ)

▷公式ホームページ:https://www.mycryptoheroes.net/ja

マイクリプトヒーローズ(マイクリ)は、double jump.tokyo株式会社が運営するスマホとPCで遊べるブロックチェーンMMORPGです。

2018年11月のリリースより、イーサリアムベースのブロックチェーンゲームとして、取引高・取引量共に世界1位を記録しています。

ゲームでは3人のキャラクターでパーティを組み、ダンジョンを攻略するものとなっています。懐かしの携帯ゲームの感覚でプレイできます。

ダンジョンで入手した素材を売却し、獲得したゲーム内通貨を使い、パーティーを更に強化することも可能です。

他のブロックチェーンゲームと同様、ゲーム内通貨を仮想通貨に交換することも、ゲーム内通貨を仮想通貨で購入することもできます。

マイクリ最大の特徴は、アートエディットにあります。アートとは、自分のパーティーメンバーの見た目を変更する、いわゆる「スキン」の機能でプレイヤー自ら作成できます。こちらもマーケットへ出品することが可能です。

他のユーザーはアートにLIKE(いいね機能のようなもの)を付けることができます。

LIKEが多く付いたアートには印税が付き、トレード時に受け取れるゲーム内通貨が増えるなどの特典があります。

マイクリはまた、シリーズ全世界合計3800万DLを誇るアプリゲーム「ブレイブフロンティア ヒーローズ(ブレヒロ)」とコラボレーションしています。

ブレヒロのキャラクターやアイテムが資産として保有できるのは魅力的ですね。今後のコンテンツ展開にも期待が広がります。

ブロックチェーンゲームまとめ

ゲームに費やした時間やお金が消えることのない自分の資産となり、その資産を売買することもできるブロックチェーンゲーム。

不正も行われないので純粋にゲームを楽しむことができます。プレイするのにお金がかかったり、操作画面が使いにくいなどの課題もありますが、ブロックチェーンゲームの人気は高まっており、今後ブロックチェーンゲーム業界はどんどん発展していくでしょう。

ブロックチェーンゲームをプレイするには、仮想通貨のイーサリアムを使うことがほとんどです。イーサリアムはカジノミーでもプレイ資金としても使えるので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね!

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