ポーカーには、プレイヤーに選択権がある6種類のアクションがあります。
プレイヤーは最適なアクションを選択しながらゲームを進め、相手より強いハンドを作ったり、相手をおろしたりすることで勝利金を獲得することが可能です。
以下がプレイヤーが選択できる6つのアクションです。
- コール
- レイズ
- フォールド
- チェック
- ベット
- オールイン
今回はこの中でも、強気なアクションと言われる『レイズ』について、基本ルールやレイズすべきタイミング、ベットサイズなどを解説します。
この記事を読んでいただければ、レイズの使い方はじめ効果的に使える方法など実践に役立つ知識を身につけることができるので、ぜひ最後までご覧ください。
ポーカーの別の戦略であるオールイン方法については、2021年7月20日に公開した「ポーカー戦略!オールイン方法やタイミング、テクニックを解説」も一緒に読んで頂くと知識が深まるので、おすすめします。
レイズは賭け金を上乗せするアクション
レイズは、相手がベットした金額よりも多くのチップを上乗せしてベットするアクションを言います。ゲームの参加に必要なチップよりも多くのチップをベットすることから、強気に仕掛ける際利用されるアクションです。
一般的には、相手のベットした金額の2倍以上をベットするのがルールとなっており、場合によっては1.5倍という取り決めがされているテーブルもあります。
具体例を図で説明します。
この図では、Aが100ドルをコールしたのに対してCがレイズ。2倍となる200ドルをベットしています。
ポーカーはゲームに参加するプレイヤーが同じベット額でなければ次のラウンドに進まないため、Aがゲームに参加するためには追加で100ドルのコールが必要不可欠です。
ここでAのハンドがあまり強くない場合、追加資金を払ってまでゲームに参加し続けることにメリットはありません。結果的にフォールドの可能性が高くなり、Cがポットを獲得できることになります。
このように、相手が賭けたチップよりも大きなチップをベットすることで、相手を心理的に揺さぶることができるという効果があるのがレイズです。
レイズの基本ルール
レイズは、2倍以上のチップをベットすることが基本ルールであることを先に解説しましたが、他にも覚えておかなければならないルールがあります。
■ レイズに対してさらにレイズする『リレイズ』
相手に対してレイズした場合、ゲームに参加しているプレイヤーはレイズされた金額と同額をベットしなければ、次のラウンドに進むことはできません。
もちろん、レイズされた金額にコールすることができますが、さらに追加でレイズすることも可能です。これを『リレイズ』と言います。
リレイズは、レイズのアクションが選択された同じラウンドでさらに上乗せしてレイズすることを指し、よっぽどハンドに自信がある時のアクションとして選択されることが多いです。
上の図ではAのコールに対してCがレイズ、Cのレイズに対してEがリレイズしています。この場合、Eのリレイズした金額が最低参加費となり、AとCはコールなどのアクションを選択してさらにベット額を上積みする必要があります。
■ ミニマムレイズ
ミニマムレイズとは、レイズする際に必要な最低金額のことを言います。
例えば通常のレイズは、2倍以上の金額をベットすることが基本ルールであるため、直前のプレイヤーのベット額の2倍の金額がミニマムレイズと呼ばれます。
また、リレイズでは「前のプレイヤーのベット額+前回のレイズの上乗せ額」がミニマムベットとなります。
図で表すとこのようになります。
よくリレイズもレイズされたベット額の2倍以上が必要だと思われており、リレイズで必要となるベット額が勘違いされていることもあるので注意しましょう。
■ レイズが可能な回数や上限額
レイズをしてもいい上限回数や上限額のことをリミットと言い、ポーカーでは主に3種類のリミットが採用されています。
〇 ノーリミット
ノーリミットは名前の通り、リミットに制限がないポーカーの種類を言います。プレイヤーは持っているチップを上限なくベットすることが可能で、レイズする回数も上限が決められていません。
現在ポーカーでは、ノーリミットが主流となっています。
オールインで手持ちの資金を2倍にすることが出来る一方で、一瞬でチップを失う可能性もあるギャンブル性の高い種類です。
〇 フィックスド・リミット
フィックスド・リミットは、レイズ上限額と上限回数が決められた種類を言います。ノーリミットが流行るまで、ポーカーといえばフィックスド・リミットが一般的でした。
例えば1つのラウンドで決められたレイズの上限に達した場合、プレイヤーはそれ以上レイズすることはできず、ゲームに引き続き参加するならコールを選択するしかありません。
あらかじめ上限を決めておくことで、チップが管理しやすくなります。ポーカーにあまり慣れていない初心者におすすめの種類です。
〇 ポット・リミット
ポット・リミットは、ポットに集められたチップの合計数を上限としてレイズすることができる種類を言います。
フィックスド・リミットと同様、一気にベット額が上昇する心配がないため、適切にチップ管理をしながらプレイすることができます。
ただし、レイズが多いゲームの終盤には、ポットも徐々に大きな金額になっている可能性があるため、何度もレイズを仕掛けるのは良い選択ではありません。
レイズするべき3つのタイミング
皆さんがポーカーをプレイしている時、どのようなタイミングでレイズを選択しているでしょうか。
レイズには単にベット額を上げるという意味だけでなく、相手のアクションを誘導したり、相手の心境や出方を伺いたいという意味でアクションする場合もあります。
ここでは、レイズを選択するべきタイミングについて解説します。
タイミング1:強いハンドで相手にコールやリレイズさせたいとき
あなたのハンドが強く、賭け金を上げて勝負したいときにレイズすることで、相手からのコールやリレイズを誘うことができます。
相手がレイズに乗ってきて、ポットにチップを賭けてくれることで勝利した時の取り分が多くなります。
ただし、この時相手のハンドも強い可能性があるので注意です。あなたのレイズに対してリレイズを仕掛けてくるようなときは、相手のプレイスタイルなどからブラフ(はったり)であるのかを判断する必要があります。
また、強いハンドだからといって、あまりにもベット額を引き上げすぎると他のプレイヤーがフォールドしてしまいます。
せっかく大きなポットを獲得できるチャンスなのに、早々に撤退されてしまうともったいないので、次の章で解説するベットサイズを意識しましょう。
タイミング2:相手をフォールドさせたいとき
大きな金額をレイズし、相手の戦意を喪失させることでフォールドさせることができます。
相手としては、強いハンドがない状態で高額ベットするのは気が引けますし、レイズの金額が大きければあなたが強いハンドを持っている可能性が高いと判断するからです。
また、ゲームの参加者が多ければ多いほど勝率は低下します。ある程度強いハンドを持っているときに、ゲーム参加者を少なくするためレイズするという戦法も有効です。
タイミング3:相手の出方を伺い、ハンドの強さを測りたいとき
相手の出方やハンドの強さを測りたいときにもレイズは有効です。
例えばあなたのレイズに対して、相手がリレイズをしてきたとします。リレイズしてくるということは、相手は相当自信のあるハンドを持っているかもしれいないと予測できます。
次にレイズに対して、コールしてきたとします。この場合、絶対的に強いハンドではなく、ワンペア止まりなど役は成立しているものの攻めきれないという様子が伺えます。
それまでのプレイスタイルを認識していれば、相手のハンドがどの程度のものなのか判断しやすいはずです。
レイズの適切なベットサイズとは
レイズの適切なベットサイズは、レイズをする目的から決めていくことがおすすめです。
前述したレイズすべき3つのタイミングから考えると、以下のベットサイズが打倒でしょう。
- 相手にコールやリレイズさせたい:ポットの1/3
- 相手をおろしたい:プリフロップはビッグブラインドの3倍、フロップ以降はハーフポット~フルポット
- 出方や強さを伺いたい:ビッグブラインドの2倍
◇ 相手にコールやリレイズさせたい
相手にコールやリレイズをさせたいときは、ポットの1/3を目安にレイズするといいでしょう。
このレイズの目的は、相手からチップを吸い上げることなので大きなレイズは必要ありません。むしろ相手が乗ってきてくれるくらいの金額でなければ、少額のポットのみ獲得してゲームが終了してしまう可能性もあります。
ポーカーは、強いハンドでより多くのチップを獲得することが重要なので、上手く勝負に持ち込めるようなベットサイズで挑みましょう。
◇ 相手をおろしたい
相手をおろしたいときのベットサイズは、ラウンドによって異なります。
プリフロップならビッグブラインドの3倍(3BB)、フロップ以降はハーフポット~フルポットを目安にレイズするといいでしょう。
ポーカーをある程度知っている方なら、プリフロップで3BBされた場合、強いハンドを持っていないプレイヤーはほぼ全てフォールドします。
なぜなら、確率で勝負するポーカーにおいて、3BBはよほど強いハンドでない限りコールするメリットが少ないからです。
フロップ以降は、すでにコミュニティカードがテーブルに出ているため、自分の勝率がある程度予測できます。
それでも強いハンドを持っているなら、ポットの金額を基準としてベットサイズを調整するのが適当です。その時のポットの金額に対して、どの程度ベットすればおりてくれるかを考えてベットサイズを決めてください。
◇ 出方や強さを伺いたい
相手の出方や強さを伺いたいときは、ビッグブラインドの2倍程度を目安としてレイズしましょう。
ここで相手が3BBで返してくるような状況であれば、かなり強力なハンドを持っていることが伺えます。逆にコールなどで返してくるようあれば、あなたのハンドの方が強い可能性もあるので、次のラウンドの攻め方に活かすことが可能です。
これでフォールドしてくれれば、ラッキーな展開なのでブラフを交えながらプレイスタイルを探るのに有効です。
まとめ:レイズという強気なアクションでゲームを有利に展開しよう
今回はポーカーで選択できるアクションの1つである、レイズについて解説しました。
最後にこの記事の要点をまとめます。
- レイズはベット額を2倍以上にする強気なアクション
- リレイズしてさらにベット額を上乗せすることもできる
- ポーカーには主に3種類のリミットがある
- 相手にベットさせたり、出方を伺うなど様々な使い方ができる
- ベットサイズは目的によって調整するといい
実際にポーカーをプレイすると、レイズは頻繁にコールされるアクションです。
ただし、毎回同じような状況でレイズしていては、相手に手の内を見透かされてしまいます。時にはブラフを入れるなど、相手の心理を揺さぶりながらプレイするのが大切です。
カジノミーでもポーカーをプレイ出来るので、早速レイズを実践してみましょう!
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